ポジションの名称

組技はポジションの格闘技と言っていいくらい有利なポジションを取り合うことが重要視されます。そのため、組技には多くのポジションが存在します。これを知ることは多くの技を理解する足がかりになるでしょう。

ガードポジション

 仰向けになり、相手を両脚の間に入れておくこのポジションをガードポジション(省略してガード)と言います。逆にガードにとらわれている側(上の者)はインサイドガードと言います。 寝技ではこのポジションでの攻防に多くの時間を費やすため、寝技の基本といえます。このポジションでは、上になっている方が有利に見えますが、お互いに優越はありません。どちらかというと両脚を使える下の方が有利という考え方もできます。この状態になったら下のものは関節や絞め、スイープを狙い、上のものはパスガードを狙うのが一般的です。
 このガードポジションにはいくつかのバリエーションがあります。左絵のように足を組み合わせ相手を完全にロックするものをクローズガード、足を組まずに開いていればオープンガード。オープンガードは足の位置によってさまざまな種類に分類されています。


サイドポジション

 どっちにも優越のないガードとインサイドとは違い、サイドポジションは上になっている方が完全に有利です。インサイドガードでは相手の脚にコントロールされていて、極め技を使うことはとても難しい状態でしたが、サイドでは邪魔な脚がないので自由に極め技を使うことができます。このポジションを取られてしまった下のものは、非常に不利な状態なので急いでエスケープする必要があります。 そうしなければ相手のサブミッションに沈められることになります。ですから、ガードの状態のときにはパスガードされるのを必死で防がなければいけないのです。


組技の基本知識
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